印刷ができない
プリンタにはいくつかの種類がありますが、カラープリンタの場合、色の三原色(シアン・マゼンダ・イエロー)に黒を加えた4色ですべての色を表現します。一般家庭・SOHOでよく使われるインクジェット・レーザープリンタについて、特徴とそのトラブル事例を見てみましょう。
インクジェットプリンタ
インクタンクからインクを吹き出して印刷するタイプのプリンタです。ノズルの微細化によりよりきめ細やかな表現が出来るようになりました。
しかしその性質上利用する頻度が少ないとノズルの目詰まりを起こして正常に印刷できなくなってしまうのが難点です。
目詰まりを防ぐには、定期的にプリンタの電源を投入する(印刷までは不要)ことが有効です。こうすることで、初期動作としてインクタンクからインクを吸い上げてノズルまで流してくれるので目詰まりの可能性は低くなります。
何も印刷しなくてもインクを使うので無駄遣いが多いのが難点です。
インクの種類には顔料系(油性)・染料系(水性)がありますが、黒のみ両方搭載しているモデルもあります。
レーザープリンタ
トナーをドラム上に付着させ、用紙に転写するタイプのプリンタです。単色の場合は1回の転写で済みますが、カラーの場合は4回(4色分)転写が必要なので、印字に時間がかかります。
その構造によりタンデム式・4サイクル式などがあります。
印刷物の精細さはインクジェットプリンタにかないませんが、耐久性・保存性は一般的にはこちらの方が高いです。
プリンタトラブル
印刷できない=プリンタがおかしい、と考えるのは早計です。まずはデータを印刷情報に変換し、それからプリンタに送り、プリンタ内で色情報に分解されてから印刷に入ります。
ところがプリンタの都合(用紙切れ・インク残量なしなど)により印刷を受け付けてもらえない場合でも、パソコン側では印刷データをためておき(スプール)、印刷の次の作業に移れるようになっているのです。
ここでプリンタが復旧すれば印刷データは無事流れていきますが、プリンタ-パソコン間の通信が上手くいかない際などには、パソコン側に大量にデータがたまってしまい何度繰り返しても印刷できないという事になってしまいます。
年賀状の印刷前にまず点検を
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