Windows10の話題
PC関連でにわかに話題になってきたWinodws 10について、考察をしてみようと思います。Windows7やWindows8.1を利用している方であれば、右下のタスクトレイに見慣れないアイコンが出ていることに気づいているかもしれません。今回の新版Windowsは期間限定ながら無償アップグレードが可能になっております。また、これまでのWindowsと違い、WindowsUpdate経由での配布も行われる模様です。
開発者向けプレビュー版の手応え
昨年末から公開されている開発者向けプレビュー版を、弊社の仮想環境内で運用して様子を見てきました。Windows8の際も同様に仮想環境で運用してきましたが、まず感じたことは仮想環境内でも実用上支障の無いレスポンスだったと言うことです。弊社の仮想環境はXeon-E3(第2世代)・Hyper-V Server 2008 R2なので決して最新環境というわけではないのですが、さほど負担に感じないと言うことは、OSそのものが軽量化されている証です。
また、Windows8系ではあまり目立っていないエクスプローラの操作性の進化などはそのまま引き継ぎ、スタートメニューの復活などWindows7を使い続ける理由になっている部分が大きく復活している点は、Windows10に移行してもよいと思わせてくれる印象を与えてくれています。
上書きインストールの危険性とクリーンインストール
これまでの経験上、新OSは上書きではなくクリーンインストールを行った方が安定しています。しかし今回の様な配布形態は、あきらかに上書きインストールを強制?するようなアプローチになっています。詳しくない人が指示通りにインストールを進めていき、予想以上の時間がかかったあげく、インストール失敗といった悲劇が起こるのではないかという懸念があります。また、ではクリーンインストール可能となるという一部の情報がありますが、具体的な手順などについてはまだ公開されていません。しかし公開日を2015年7月29日に設定した以上、近日中に何らかの情報提供がなされることに期待しています。
アップグレードに不安があれば弊社へどうぞ
弊社ではこれまでの業務において、PCのリカバリ・OSのアップグレードなどは中心的な作業となっております。もちろんPC本体に限らず周辺機器の対応など、OSのアップグレードを行うためには、総合的な判断が必要となります。Microsoftが推し進めるがままに更新を行うことでトラブルが発生することも十分に考えられます。またハードウェアの性能が十分かどうかといった側面も検討する必要があります。弊社の技術と経験に基づいたアドバイスが可能です。少しでも不安があれば、是非弊社にご相談ください。